背景
シャフトから、ホイールが抜けてしまったり、タイヤのブレが大きくなってしまう事を避ける手段として、ホイールに対してシャフトを貫通させてしまうと言う手段がある。 シャフトを貫通させると、それだけシャフトとホイールの接地面が増えるので摩擦による保持力がますため、抜けにくくなる。 また、貫通させる事により、外部からの衝撃でホイールのブレが発生する事も防ぐことができる。 逆履きと言う改造手段を取るときは、貫通させる事が必須となる。
シャフトの長さには2種類あり、貫通させるときは長いほうの72mmのシャフトを使うことに注意する。
ホイール貫通
貫通させる方法として私が実施しているのは、ドリルを使ってもともとのシャフト挿入穴を伸長する方法である。 このとき、ドリル径は1.8mmの物を使っている。 (1.8mmドリルは非常に便利で、プラに穴をあけるとミニ四駆で多く使われているM2ネジの下穴として使える) このドリルを使った方法で重要になるのはいかに、穴をホイールに対して垂直に開けられるかである。 延長した穴が傾いてしまっていると、シャフトを挿した時にホイールがブレる原因になってしまう。
そこで、ドリルを垂直に挿入できる治具を設計し出力した。
構造としては、タイヤを付けたホイールを設置し、キャップを締め付けることで、より確実にホイールに対してガイド穴が垂直になるようにする。 ドリルの長さに対して目一杯ガイド穴を深く取ることで、よりブレなく穴を開けられるようにした。
ホイールを保持する部分の形状がフィンホイール専用になっているので、汎用性はあまりない。 ほかのホイールを使うときは設計から見直す必須がある。
手順
- ホイールを設置する。
- ドリルをガイド穴に挿入する。
- ドリルが既存のホイールの穴に入るところまで進める。
- キャップを締める。
- ドリルで穴を貫通させる。
ドリルを少しさしてから、キャップを締めるのは、先に締めててしまうと穴のセンターがズレて固定される可能性があるためである。
ドリルを差し込むとこのように反対側から出てくる。
タイヤを装着したホイールを設置するとこのようになる。
実際に、治具を使用して貫通したホイールが以下。 かなり精度よく中心に穴を開けることができている。 治具を使わなかった場合、数個加工すると穴の位置は割とまばらになっていたが、この方法を使って加工すると穴の位置はほぼ同じ位置に開けることができている。
また、この治具は、タイヤを均等に締め付け、均等な設置ができるようにも作った。
シャフト挿入
ドリルで開けたあは、下穴と言うほうが適切であると思う。 それは、ドリル径に対してシャフトのほうが太いからである。 ここでシャフトを適当に挿入してしまうと、またホイールのブレの原因となりうる。 そこで、前述のドリルガイド治具と同じ構造で、ガイド穴径が大きい物を作成し、それを使いシャフトを垂直に挿入する。
この治具を使うと力を伝えやすくなり、無理な力を加えることなくまっすぐに挿入できる。 ハンマーなどを使う方法もあるようだが、シャフト変形のリスクはより低くできるだろう。